HOME サイトマップ 会社案内 採用情報
HOME > 漆・塗料 > 漆 > カシュー塗料の基礎知識

カシュー塗料の基礎知識

文政年間の創業、"漆のエキスパート"井助商店。そして、カシュー塗料(自然乾燥)についても、
販売当時から1次販売代理店として努めさせて頂いております。
こちらのページでは、カシュー塗料の基礎知識を掲載しています。ぜひご一読ください。
(カシュー株式会社 「油性漆塗料カシュー」カタログより抜粋)

「カシュー塗料」とは?

カシュー塗料(自然乾燥)は、1948年(昭和23年)にカシュー株式会社が発明し、特許を取得した
漆系の合成樹脂塗料です。

漆の塗りものは、日本の伝統美を代表するものとして世界的に知られており、ふっくら感、しっとり感、深み感など、
独特の感性で表現されています。
カシュー塗料は、漆に比べて塗装作業性が容易であり、仕上がり感も漆に最も近似した塗料として、
日本の漆器工芸を支えています。漆器類はもちろん、仏壇・仏具、襖縁、雛具、高級家具、楽器、釣具など、
美を追求されるあらゆる工芸品に、カシュー塗料は使用されています。また、神社仏閣などの建造物の屋内にも
使用されており、その鮮映性と耐久性は、天然漆をしのぐ品質の高さを物語っています。

「カシュー塗料」の発明経緯

カシュー塗料(自然乾燥)は、主原料である「カシュー」(Cashew)にちなんで名付けられました。
1939年(昭和14年)、カシュー株式会社の初代社長 清水谷一郎氏が漆液の研究に関して渡米した際に、
たまたま、漆に酷似したカシューナットシェル液を発見し、苦心研究の結果、漆よりも優秀な塗料を製造することの
確信を得ました。直ちに米国の特許出願の手続きを取り、帰国後、カシューナットシェル液の大量輸入を計画しましたが、日中戦争、太平洋戦争と相次ぎ、戦前には輸入できませんでした。
戦後、皿に研究改良を試み、十数件にわたる日本での特許を取得するとともに、カシューナットシェル液の輸入も実現し、ここに、カシュー塗料が誕生しました。
弊社井助商店では、カシュー塗料販売当初から、1次販売代理店として、このカシュー塗料の販売を開始し、
現在までずっと取り扱っています。

「カシュー塗料」の主原料について

カシューナット

カシュー塗料(自然乾燥)は、カシューナットシェル液(カシューナッツの殻から抽出される液)を蒸留精製して得られる「カルダノール」を主原料とし化学反応により3~10量体のプレポリマーを合成して乾燥性を持たせ、金属ドライヤーを混合して作られた、自然乾燥型の塗料です。

カシューナットシェル液は、熱帯性漆科植物のカシュー樹になるカシューナットの殻から抽出して得られるのですが、本来はカシューの実を保護する役割を持つものです。このカシューの実は、いわゆるカシュナッツとして、食用になっておるものです。

カシューナットシェル液の中には、二種類のフェノール同属体が含まれており、減圧蒸留することにより、カルダノールとカルドールに分離されます。この成分は、漆の主成分であるウルシオールに類似した化学構造を持っているため、カシュー塗料は漆調の感性を実現することができるのです。漆との違いは、漆の酵素反応とカシュー塗料の非酵素反応による感覚的価値観といえるでしょう。

 

成分図

各種塗料、スクリーン紗など、下記メールフォームよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら